「下町に残る江戸っ子イズム」本所・深川
江戸東京博物館深川江戸資料館周辺案内
江戸東京博物館・深川江戸資料館
・吉良邸跡のロケーション
江戸東京博物館
開館時間 9:30am-5:30pm
木・金曜日は9:30am-8:00pm
(入館は閉館の30分前まで)
休館日 ・毎週月曜日
 (月曜日が祝日または振替休日の場合は,その翌日)
・年末年始(12月28日-1月4日)
入館料 〈常設展観覧料〉
・一般600円
・中高生300円(都内在住の中学生は無料)
・学生480円(大学生,専門学校生を含む)
※常設展を無料で観覧できる方
 ・未就学児童及び小学生。都内在住・在学の中学生。
 ・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者手健康帳を
  お持ちの方及びその付添いの方(2名まで)。
 ・毎月第3水曜日に観覧の65歳以上の方。年齢を証明できるものが必要。
※毎月第3土曜日・日曜日に観覧の18歳未満の子を同伴する大人(都内在住)の料金は
 半額。
アクセス ・JR総武線「両国駅」西口から徒歩3分,東口から徒歩7分
・都営大江戸線「両国駅」A4出口から徒歩1分
展示の特徴 ・江戸東京の都市の歴史と文化,庶民生活を楽しみながら学べる博物館。
・ここの魅力は,綿密に調査研究を踏まえて復元した大型模型と体験学習コーナーです。
 ・多くの展示物が立体的に表現されているので,空間的視野から学習してください。
 ・大名駕籠に乗ったり,肥桶を担いだり,火消しの纏を持ったり・・・,
  触覚を活かして,カラダから感じとってください。
・常設展示室は,「江戸ゾーン」,「東京ゾーン」,「通史ゾーン」から構成。
 ・「江戸ゾーン」では,徳川時代における多様な階層の生活を知るとともに,
  産業・文化の発達を認識することができます。
 ・「東京ゾーン」では,文明開化や産業革命,震災・戦災を通じた東京の成長過程が
  わかります。
 ・「通史ゾーン」は,「企画展示」になることがあります。
・この博物館を有意義に過ごす秘訣は,「ときの人々」になり切ることです。
 100年以上前にタイムスリップした「テーマパーク」だと思って,楽しんでください。
URL http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ (リンクフリー)
江戸ゾーン
左上の画像のように,町の様子を全部復元した模型もありますし,右上の画像のように,江戸の水道事情をうかがうために,ピンポイントで復元された模型もあります。いずれにしても,目的を持って観察するのが良いでしょう。

四谷大木戸の復元模型
・玉川上水は,多摩川の水を羽村の堰から取り込み,
 四谷大木戸まで運んでいました。
・四谷大木戸からは,地下に埋め込まれた木樋
 (木製の水道管)を通じて,江戸の町中に井戸水を
 供給していました。
・左図の奥に,大木戸が位置しています。

表店と裏店
・徳川時代に商業が大きく飛躍したのは周知のとおりですが,
 当時の商売は,左上の三井家のように,店舗を形成して営業する表店
 (おもてだな)と,店舗を形成せず,商品を売り歩く人々が居住する裏店
 (うらだな)という二重構造を築いていました。

歌舞伎の文化
・歌舞伎は,徳川期の代表的な娯楽です。
・上図は,「助六由縁江戸桜」の有名な一幕です。
東京ゾーン
朝野新聞社
・現在の銀座4丁目交差点に位置していました。
・画像に映る人力車に乗ることができますので,お試しあれ。

第一国立銀行
・和洋折衷型の代表的建築物です。
・「文明開化東京」のフロアでは,
 毎時00,20,40分になると,「鹿鳴館の舞踏会」が
 始まりますよ。
凌雲閣(浅草十二階)
・明治・大正期における東京市のシンボル。
・関東大震災で,倒壊。
・このような,いまでは見られない建築物を,
 大きく復元して観察できるのが,ここの特徴です。
江戸東京たてもの園にも行ってみましょう!

深川江戸資料館
開館時間 9:30am-5:00pm(入館は閉館の30分前まで)
休館日 ・第2・第4月曜日
 (ただし祝日にあたる場合は翌日)
・年末年始(12月28日-1月4日)
・展示替え期間,整理点検日
入館料 〈展示室観覧料〉
・大人(高校生を含む)300円
・小中学生50円
※中学生以下のみでの入館は不可
アクセス ・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河駅」A3出口から徒歩3分
展示の特徴 ・「情景再現,生活再現展示」という展示技術を活用した新しいタイプの歴史博物館です。
・深川佐賀町の沽券図を参考に,天保期(1830-43年)の町の一角を実寸で復元。
・表通りには舂米屋,八百屋,船宿など,売り場を持つ商家が,
 裏通りには長屋という居住専用の空間が櫛比しています。
 また,空き地には火の見櫓や水茶屋,屋台が用意されています。
・館内の照明も,朝→昼→夕→夜と変化し,猫の鳴き声も聞こえてきます。
 まさに五感をフル活用できる「テーマパーク」です。
URL http://homepage3.nifty.com/fukagawaedo-museum/ (リンクフリー)
船宿「相模屋」
・主人権三さん(35歳),女房おけいさん(30歳),
 女中(16歳)と船頭(3人)が住んでいる設定です。
長屋
・ここは,木挽職人の大吉さん(40歳),女房お高
 さん(35歳)の2人家族が住む設定になっています。

周辺案内
吉良邸跡(本所松坂町公園)
・1702(元禄15)年,赤穂浪士が討ち入った場所が,ここです。
・吉良邸は本来もっと広大だったのですが,
 現在はその一角だけを公園として残しています。
・右図は,吉良上野介義央の首を洗ったといわれる井戸です。
「忠臣蔵」関連:赤穂「仮名手本忠臣蔵」5段目
2006年3月17日現在