「渡良瀬橋で見る夕日」足利
足利学校足利まちなか遊学館
足利学校・足利まちなか遊学館のロケーション
足利学校
【学校門】
1668(寛文8)年の創建。足利学校のシンボル。
開館時間 9:00am-5:00pm(4月~9月,受付は4:30pmまで)
9:00am-4:30pm(10月~3月,受付は4:00pmまで)
休館日 ・第3月曜日(祝日,振替休日のときは翌日)
・年末年始(12月29日~1月3日)
 ※施設整備のため,臨時休館の場合あり
入館料 ・一般400円
・高校生210円
・中学生以下,障害者は無料
アクセス ・JR両毛線「足利駅」から徒歩10分
・東武伊勢崎線「足利市駅」から徒歩15分
展示の特徴
いわゆる「日本最古の学校」。
創建には諸説がありますが,室町幕府の関東管領・上杉憲実が再興したころから,歴史が明らかになっています。
1550(天文19)年には,フランシスコ=ザビエルが「日本国中最も大にして,最も有名な坂東の大学」と世界に紹介しています。
徳川時代末期には既にその役割を終え,1872(明治5)年に幕を下ろしましたが,1990年に徳川中期の姿に復元されました。
URL http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/01_kakuka-page/10_kyouiku/06_ashikagagakou/gakko.html

【孔子廟】
 1688(寛文8)年の造営。中国明朝時代にの聖廟を模したものと伝えられます。
【方丈と庫裡】
 方丈は,学生の講義や学校行事,来客用の座敷として使用されました。庫裡は,学校の台所だったところです。
【衆寮】
 往時の学生が書物を書き写したり,生活を送った場でした。狭い場所で,勉強していた跡がうかがえます。
【文選】
 中国の周から梁にかけての千年間におよぶ詩文をまとめた書物。日本では平安時代に盛行しました。
 足利学校には,1560(永禄3)年,小田原城主・北条氏政が贈呈した文献が残されています(国宝,写真は複製)。

足利まちなか遊学館
開館時間 9:00am-5:00pm
休館日 ・第3月曜日(祝日の場合は開館し,翌日休館)
・年末(12月29日~12月31日)
入館料 ・無料
アクセス ・JR両毛線「足利駅」から徒歩5分
・東武伊勢崎線「足利市駅」から徒歩10分
展示の特徴
足利の歴史や文化を学ぶための施設。
とりわけ,近代に隆盛を極めた織物生産のために導入した技術について,実際に使用された織機を展示して解説しています。
「足利織物展示ゾーン」には,明治中期の日本織物技術第一人者で,栃木県立工業高校(現・足利工業高校)の初代校長・近藤徳太郎に関する資料を展示し,その業績を紹介しています。
予約をすれば,手織の体験もできるそうです(30~40分,400円)。
願わくば,実際に機械が動くとおもしろかったですね。
URL (足利市のサイト内)

【八丁撚糸機】
・使用年代:徳川~昭和期
・使用産地:足利

 昭和50年ごろまで,足利・桐生・佐野などの産地で,原料の緯糸を撚るために使用されていました。
 絹織物の縮緬,綿織物の木綿縮では,緯糸に強く撚った糸が用いられます。八丁撚糸機は,そのための機械でした。
 館内の天井まで届いてしまう,その大きさに,目を奪われます。
【足踏織機】
・使用年代:明治後期~昭和20年代
・使用産地:足利・佐野

 前近代的な手織と,近代的な力織機の中間に位置します。原型はイギリスで発明されたそうですが,日本では明治初期に考案され,足利にも明治10年代には導入されていたといわれています。
 2本のペダルを足で踏むだけで,緯糸の綿糸を運ぶシャトルが左右に飛び,筬も前後に動くなど,同時に多くの仕事をこなすことができました。
2008年5月7日現在
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