九州大学経済学部
鷲崎研究室 (ゼミナール)
 

 産業システム講座に所属する4つのゼミ(実積・堀井・北澤・鷲崎ゼミ)は,12月20日(日),「4ゼミ合同報告会」と称して,1年間の研究成果を発表しました。

 日ごろ,実積ゼミ「ネットワーク経済の分析」堀井ゼミ「中国産業の実証分析」北澤ゼミ「近現代日本の産業社会史」鷲崎ゼミ「近世・近現代の日本経済史」を専門に研究しているなかで,自分たちの研究内容を他のゼミ生に把握してもらいつつ,他ゼミの活動内容に対しても理解を示すことを目的としています。

 今回の開催が第1回目ということで,不慣れな点も多々ありましたが,学年や学部・学府間の領域を超えて,相互に親睦を深められたことは間違いないでしょう。朝8時から夜7時まで長丁場の報告会となりましたが,このサイトから,学生の「がんばり具合」を少しでもお届けできたら幸いです。

 最後に,誕生1年目の当ゼミを温かく報告会にお招き下さった実積・堀井・北澤先生,およびゼミ生のみなさんに,深く感謝申しあげます。

 開 会 式

『朝8時だ!全員集合』

世話役の江崎くん(実積ゼミ)が「開会宣言」!

「今や遅し」と発表に臨むゼミ生
※ プレゼンテーションの評価方法
産業システム講座4つのゼミから,7つのチームが出場し,1年間の研究成果をプレゼンテーションで競います。
実積・堀井・北澤ゼミから2チーム,鷲崎ゼミからは1チームがエントリーしています。
各チームの持ち時間は60分です。そのうち,口頭発表に約40分,質疑応答に約20分用意しています。
オーディエンスは,1チームにつき1枚の「採点シート」を記入し,プレゼンテーションの内容とスタイルを評価します。
「採点シート」は,「プレゼンテーションの内容」(20点満点),「プレゼンテーションのスタイル」(20点満点)に大別されます。
「プレゼンテーションの内容」は,「わかりやすさ」「論理性」「内容の豊富さ」「結論の説得力」の4項目(各5点満点),
「プレゼンテーションのスタイル」は,「スライド・資料」「聞き取りやすさ」「時間配分」「質疑への対応」の4項目(各5点満点)
で構成されています。
以上を合計した40点満点で,順位を競います。
優勝,準優勝のチームには,豪華(?)賞品が用意されています。


実積先生からはルール説明

堀井先生は自らタイムキーパーを持参

北澤先生によるゼミ生の紹介

 4ゼミ・7チームのプレゼンテーション (発表順)
北澤ゼミ「イノベーション竹内」チーム
「イノベーションの多面的理解」
竹内,土井,本田
 イノベーションに関して,技術・社会の両面から具体的な事例を調べ,その概念を捉え直すことを目的とした報告。

 シュンペーターの「イノベーション理論」に始まり,1980年代半ばの愛知製鋼におけるトヨタ生産システム導入の事例,さらに渋沢栄一によるイノベーションの役割などが議論されました。
第1報告から,溢れんばかりの質問が出ました。

北澤ゼミ「黒瀬(学歴)」チーム
「賃金制度」
谷島竜太,江下誠也,黒瀬厚祥
 経済のグローバル化が進行し,日本型経営システムの見直しが迫られている中で,賃金制度の歴史や問題点を明らかにしようとした発表。

 その起点となった統制経済について,そして年功序列型賃金とは何か,さらに学歴と賃金にはどのような関係があるのか,仮説と検証を交えながら議論されていました。

得点の集計に勤しむ堀井先生

発表が終わってホッと一息,先生と談笑。

鷲崎ゼミ「ヒゲ」チーム
「ビジネスリーダーシップ論 ~明治期 三井・三菱に学ぶ~」
後藤翔,花田良紀,田尻丞吾,池川峻
 混沌として先の見えない現代において,ビジネスに必要なリーダーシップとは何か,明治期の三井・三菱の経営者を事例にしながら検討した報告(7月に久原ゼミと開催した合同報告会での内容を,ヴァージョンアップさせたもの)。

 三井からは益田孝と中上川彦次郎,三菱からは岩崎彌太郎・彌之助をケーススタディとして採り上げ,vision, action, managementの3つを,リーダーシップに必要な要素として提起しました。

昼 休 み

北澤ゼミのみなさん

堀井ゼミのみなさん

実積ゼミのみなさん
 1つ余ったお弁当をめぐって,ジャンケンによる激しい争奪戦を勝ち抜き,見事「おかわり」をゲットした古賀くん(実積ゼミ)。"Kyudai Walker"の「気になるあいつ1)」でも,おなじみ!
註 1) "Kyudai Walker"第24号(2009年12月),16頁を参照。

堀井ゼミ「マスタナー」チーム
「中国の再生可能エネルギーについて」
藤井恭平,包塔娜
 いま中国において,なぜ太陽光や風力といった再生可能エネルギーに関する産業が発展しているのか,さまざまなデータを集積しながら実証的な分析を重ねた報告。

 太陽電池産業も,風力産業も,ともに,中国政府との結びつきが強いために,メーカー側も大規模な投資に踏み出しやすいことを指摘しました。

研究生の羅さんも,実りある意見を提供。
満を持して,実積ゼミが積極的な質問攻勢を開始!

堀井ゼミ「ラブ♡堀井」チーム
「中国新聞産業分析」
真田舞,田中怜美,渡部直子
 「人民日報廃刊か!?」――という非常に大胆な仮説を打ち立てて,中国における新聞産業の実情に迫った報告。

 「中国にはメディアへの厳しい言論統制がある」というイメージがどこまで本当なのか,その歴史と現状,利益源などを,日本の新聞業界と比較しながら発表していました。
中国の留学生からも,多数のコメントが寄せられていました。

実積ゼミ「JTK48」チーム
「NGNに対する規制の必要性の検証」
江崎裕太,古賀貴史,大畑彩佳
 次世代ネットワーク(NGN: Next Generation Newtork)に対するNTTの規制に対して,これまでさまざま議論されてきたなかで,現状を考察しながら,その規制の必要性を検証した報告。

 その結論として,公正な競争促進のために,他事業者にNGNへの接続を認め,適正価格で開放することが必要であるとの提案がなされました。

実積ゼミ「ほよよ」チーム
「NTT再々編問題について――21世紀のIPネットワークに最も適合したNTTの組織形態とは?」
田中きづな,中島裕亮,穂森彩花,山下順平
 1999年に東西分割されたNTT。当時は固定電話という観点から分割が行われましたが,その形態が新しいNGN構築に適しているのかという疑問点から出発した報告。

 過去の組織形態や現在のネットワーク環境を把握しながら,現代にふさわしいNTTの組織形態に焦点をあてました。
 「ほよよ」チームのプレゼン中,田尻くん(鷲崎ゼミ)がカメラマンを担当してくれました。どうも,ありがとうございました。(だから,こういうアングルになっちゃうんだね。)

 ダグアウト&講評
報告終了! おつかれさまでした~。

北澤ゼミ(うしろに先生,写ってます)

堀井ゼミ(うしろで先生,得点を集計中)

鷲崎ゼミ(みんな,がんばったね)
7チームへの講評は,
私が務めさせて頂きました。
みなさん,ご清聴ありがとうございました。

 集計結果と最終順位
北澤実行委員長 「そろそろ,最終順位を発表しましょうか?」
実積先生 「じゃあ,発表します。優勝したのは……。」

♪♪ ドラムロール ♪♪
順位 ゼミ・チーム名 回答人数 プレゼンテーション
の内容
(20点満点,平均)
プレゼンテーション
のスタイル
(20点満点,平均)
総合点
(40点満点,平均)
1 実積ゼミ ほよよ 25 14.7 14.9 29.6
2 堀井ゼミ ラブ♡堀井 29 13.4 13.2 26.6
3 実積ゼミ JTK48 25 13.0 13.1 26.1
4 北澤ゼミ イノベーション竹内 27 11.6 13.6 25.2
5 鷲崎ゼミ ヒゲ 27 12.0 12.9 24.9
6 堀井ゼミ マスタナー 28 12.4 12.3 24.7
7 北澤ゼミ 黒瀬(学歴) 26 10.1 11.3 21.4


優勝した「ほよよ」のみなさん

賞品は何だったのかな?うれしそうですね。

準優勝だった
「ラブ♡堀井」のみなさん

最後にみんなそろって記念撮影。トップの画像と違う点はどこかな?

 打ち上げ@天神

♪おいしかった,おいしかった,おいしかった,yes♪

みんな,赤ら顔です。

プレゼンが終わっても,一番賑やかでした。

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