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染野家は中世土豪の末裔といわれ,取手の開発を担った草分けとして知られています。 |
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17世紀中期には取手村の名主に任命,1687(貞享4)年には水戸徳川家の本陣に指定され,1870(明治3)年まで本陣と名主を兼職しました。 |
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染野家には,名主や本陣を務めていたころの古文書が残されています。上の画像は,1795(寛政7)年に作られた「宗門人別帳」の控で,取手宿に当時住んでいた人々の名前が記されています。 |
「宗門改帳」 |
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徳川時代の人口史料。現在発見されている最古の宗門改帳は,1638(寛永15)年のもの。当時の幕閣が,キリスト教厳禁の方策として,全住民を対象とする信仰調査と,その記録作成を考えついたと考えられる。原則として,村や町ごとに,毎年一定の日付で作成された。こうした史料上の特徴を研究で活かすことによって,徳川社会における人口・家族形態の変化が,ミクロ・ベースで理解できるようになった。
(速水融『歴史人口学の世界』岩波書店,1997年,54-55頁。) |
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