「山の手と下町が織りなすモザイク」上野・下谷
|旧岩崎邸庭園|三菱史料館|
旧岩崎邸庭園・三菱史料館のロケーション
旧岩崎邸庭園
開館時間 9:00am-5:00pm
(入園は4:30pmまで)
休館日 ・年末年始(12月29日-1月1日)
入館料 ・一般400円
・65歳以上200円
 (小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料)
アクセス ・東京メトロ千代田線「湯島駅」1番出口から徒歩3分
・東京メトロ銀座線「上野広小路駅」から徒歩10分
・都営大江戸線「上野御徒町駅」から徒歩10分
・JR山手線「御徒町駅」から徒歩15分
展示の特徴 ・越後高田藩榊原家中屋敷→旧舞鶴藩知事・牧野弼成屋敷を経て,三菱・岩崎久弥が所有していた敷地。
・邸宅は,1896(明治29)年に竣工。鹿鳴館やニコライ堂を手掛けたジョサイア・コンドルが設計しました。
・1952(昭和27)年に国有財産となり,GHQの接収を経て,1970(昭和45)年まで司法研修所などとして使用。
・洋館→和館→庭園→撞球室の順路で見学できます。
・洋館は木造2階建,地下室付き。
 17世紀イギリスのジャコビアン様式(ジェームズ1世の時代:1603~25年の美術様式)を基調としています。
・洋館と結合された和館は,書院造りを基調。橋本雅邦の障壁画も残っています。
【東京都の庭園】
殿ヶ谷戸庭園(国分寺市:もとは岩崎彦弥太の所有。)
浜離宮恩賜庭園(港区:徳川将軍家の鷹狩場・別邸。)
URL http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

洋館
洋館の南側は,列柱の並ぶベランダ。1階列柱はトスカナ式,2階列柱はイオニア式の装飾となっています。東側のサンルームは,1907(明治40)年に増築。

岩崎邸の外塀
・岩崎邸の外塀には煉瓦が使用されていますが,
 現在の正門から6.5mは黒漆喰で復元されています。
 耐震補強工事の際に発掘された瓦を使っているためです。

「華麗なる一族」が降りてくるような階段。 2階ベランダからの眺望は,こんな感じです。

和館・撞球室
庭園から見た和館
洋館が主に岩崎家の集まりや外国人・賓客を招いてのパーティーなどに使用されたのに対して,和館は岩崎家の居住空間として利用されました。14室あったうちの4室が現存しています。
洋館から和館へ
洋館と和館の境目は,このようになっています。
天井が低く作られているので,いつのまにか移動してしまった感覚に包まれます。
撞球室(ビリヤード場)
・1896(明治27)年に,洋館とともに完成。
・スイスの山小屋風の珍しい建築スタイルですが,壁は校倉造風になっています。
・洋館とは,地下道でつながっています。

三菱史料館
開館時間 10:00am-4:30pm(0:00pm-1:00pmは昼休み)
休館日 ・土曜日,日曜日,国民の休日
・年末年始
入館料 ・無料〈予約不要〉
・20名以上の場合は,あらかじめ連絡
アクセス ・東京メトロ千代田線「湯島駅」1番出口から徒歩6分
・東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目駅」から徒歩10分
展示の特徴 ・1995(平成7)年,三菱創業125年を記念して三菱金曜会により建設された史料館。
・三菱創業以来の本社・グループ各社の史料を保管。
・展示室では,三菱の歴史を,岩崎弥太郎の時代から戦後に至るまで,実物史料を用いて解説しています。
URL http://www.meri.or.jp/ (三菱経済研究所のサイト)
2008年4月17日現在
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