「なにわのことも夢のまた夢」大阪
大阪歴史博物館
大阪歴史博物館のロケーション
開館時間 9:30am-5:00pm
(ただし,金曜日は9:30am-8:00pm)
※入館は閉館30分前まで
休館日 ・火曜日(祝日の場合は翌日)
・年末年始(12月28日-1月4日)
入館料 〈常設展〉
・大人600円
・高大生400円
・中学生以下無料
アクセス ・大阪市営地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」9号出口前
・大阪市営バス「馬場町」バス停前
展示の特徴 ・旧大阪市立博物館の展示を,最新の技術を活かして現代風にリニューアル。
・実物の歴史資料,等身大の復元模型に加えて,CGを駆使した映像展示を多用したのが,
 本館の魅力です。
・各階ごとに展示のテーマを決めているのが,最大の特色。
 ・まず10階の「古代フロア」へ。次に9階の「中世近世フロア」,続いて「歴史を掘る・
  特集展示フロア」(8階),「近代現代フロア」(7階)を見学します。
・博物館の敷地には,飛鳥時代に難波長柄豊崎宮が置かれていました。遺跡の一部は,
 「遺跡ガイド」(当日に要予約)に参加すると,見学できます。
その他 ・NHK大阪放送会館に隣接しています。
URL http://www.mus-his.city.osaka.jp/
「古代フロア」より難波宮大極殿の復元
・エレベーターを降りたら,そこは奈良時代。宮殿に参内したあなたは,遣唐使になった気分。
・同じフロアの窓からは,難波宮の跡地が見えます。あの場所に,左のような立派な大極殿が建っていたのですね。
「中世近世フロア」より安治川橋(左)・難波橋(右)の復元
・このフロアのテーマは「水の都」。
・屋形船に乗船しながら,徳川時代の大坂名所を見物する感覚で,見学してみてください。カーペットの色も,ブルーですね。
・左岸には雑喉場の魚市,堂島の米市,天満の青物市が,右岸には広島藩の蔵屋敷や八軒家の着船場の光景が広がります。
「中世近世フロア」より広島藩蔵屋敷の模型
・絵図と近年の発掘調査の結果をもとに,1/50のジオラマが完成しました。
・徳川時代の蔵屋敷を偲ばせる遺構は,ほとんど残されていません。
・わずかに福岡藩蔵屋敷の長屋門(画像上)が,天王寺公園内に移設保存されています。
中津藩蔵屋敷跡も参照。
「中世近世フロア」より住友銅吹所の模型
・徳川期の銅は主要輸出品でしたが,「銅はどうやって作られるの?」という疑問に,一発でわかりやすく答えてくれます。
・この復元模型は,回転舞台になっています。
・モニターの解説に合わせて,模型も回ります。
「中世近世フロア」より角の芝居「仮名手本忠臣蔵」上演風景
・いまや「くいだおれ」の街として著名になった道頓堀界隈。かつては,芝居興行の中心地でした。
・復元模型では,芝居小屋を「仮名手本忠臣蔵」5段目の上演風景を交えながら,忠実に再現しています。
「忠臣蔵」関連:赤穂吉良邸跡
「中世近世フロア」より幕末船場の模型
・安政年間の梶木町と尼崎町1丁目の情景を,絵図をもとに再現。
・この場所には,町人の学問所:懐徳堂が立地していました。
「近代現代フロア」より公設市場の復元
・1940(昭和15)年の歳末大売出し期間中の八百屋と魚屋を再現。
・準戦時体制下で物資が不足しながらも,生活必需品に溢れた様子が伺えます。

周辺案内
大阪城
・自称「上沼恵美子さんのお屋敷」。
・梅の季節,桜の季節に賑わいを見せます。

堂島米市場跡
・堂島川のほとり,全日空ホテル前に,ひっそりとたたずむ記念碑。
・かつての賑わいが嘘のように,静かに時が流れています。

福澤諭吉生誕地と中津藩蔵屋敷跡
・大阪は都市計画や戦災のために,遺構や歴史的建造物が,残されていません。
・しかしながら,その場所がかつてどういう場所だったのかを知らせるために,石碑が数多く建立されています。
・中之島は各藩の蔵屋敷が建ち並びましたが,現在は中津藩のそれがあった場所に,石碑が残されています。そして,そこは福澤諭吉の生誕地でもありました。
2006年3月24日現在
フィールドワーク・ホーム