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1階「ヒストリーゾーン」では,実物車両36両を展示。本・雑誌でしか見たことのない車両から,かつて実際に乗ったことある車両にいたるまで,間近で見学できます。写真上は,1号機関車。 |
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「ヒストリーゾーン」2階にある「鉄道歴史年表」。日本の鉄道の歴史を,75mにわたってクロノジカルに掲載しています。子供の目線に合わせて,資料を展示しているのが特徴的でした。 |
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「鉄道歴史年表」のなかで,興味深い資料を発見!
これは,1921(大正10)年に製作された「国有鉄道貨物運賃」のポスターです。
各地の特産物を消費地に輸送するための運賃が掲げられています。たとえば……,
米 |
1俵(4斗)につき |
酒田→東京
富山→大阪 |
298哩
226哩 |
27銭
22銭8厘 |
引上額5銭4厘
引上額3銭9厘 |
木炭 |
1俵(5貫)につき |
盛岡→東京
鳥取→大阪 |
332哩
160哩 |
13銭1厘
8銭1厘 |
引上額2銭8厘
引上額1銭3厘 |
醤油 |
1樽(1斗)につき |
銚子→東京
龍野→大阪 |
73哩
65哩 |
4銭6厘
4銭4厘 |
引上額9厘
引上額1銭 |
鮮肉 |
1貫につき |
神戸→広島
神戸→甲府 |
190哩
304哩 |
2銭5厘
3銭5厘 |
引下額4厘
引下額8厘 |
鮮魚 |
1貫につき |
小樽→旭川
塩釜→東京 |
190哩
228哩 |
1銭8厘
2銭9厘 |
引上額5厘
引上額5厘 |
塩乾魚 |
1貫につき |
伏木→名古屋
函館→旭川 |
197哩
266哩 |
1銭5厘
1銭8厘 |
引上額3厘
引上額4厘 |
豆粕 |
1枚(7貫300匁)につき |
門司→熊本
名古屋→静岡 |
123哩
116哩 |
7銭2厘
7銭1厘 |
引上額1銭2厘
引上額1銭3厘 |
綿織物 |
1反につき |
名古屋→大阪
久留米→岡山 |
110哩
312哩(海上10哩) |
2厘
4厘2毛 |
引上額6毛
引上額1厘1毛 |
絹織物 |
1反につき |
福井→横浜
京都→富山 |
337哩
201哩 |
6厘7毛
4厘8毛 |
引上額4毛
引上額6毛 |
砂糖 |
1貫につき |
東京→甲府
大里→熊本 |
81哩
120哩 |
1銭
1銭3厘 |
引上額2厘
引上額3厘 |
和酒 |
1樽(4斗)につき |
西ノ宮→東京
広島→下関 |
352哩
140哩 |
69銭2厘
39銭1厘 |
引上額19銭3厘
引上額10銭 |
麦酒 |
1箱につき |
東京→仙台
札幌→室蘭 |
220哩
112哩 |
49銭6厘
33銭3厘 |
引上額13銭3厘
引上額9銭3厘 |
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※ |
砂糖の起点駅にある「大里(だいり)」駅とは,現在の「門司」駅のこと。豆粕の起点駅に見える「門司」駅は,現在の「門司港」駅を表す。関門トンネル開通直前の1942(昭和17)年4月,「大里」→「門司」,「門司」→「門司港」と改称された。 |
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ただ車両を並べているだけではなく,当時のホームを復元している点にも注目してみましょう。
鉄道開業当時の新橋駅(写真左),大正期の万世橋駅,高度成長期の上野駅(写真下)……。 |
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485系「ひばり」,455系「まつしま」の車内には,入ることができます。
エントランス近くで売っている駅弁を車内に持ち込んで食べるのも楽しいでしょう。 |
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1階・2階の「ラーニング・ゾーン」では,鉄道の仕事を体験できたり,安全な輸送システムを実物の部品を使って学習することができます。写真は,車両検査の様子。
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運転台を再現した「運転シミュレータ」。SLシミュレータのみ予約制(有料:500円)。お薦めは,山手線205系。昭和60年代の大崎~田端間の光景が甦ります。
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1階北側にある「ミニ運転列車」。信号保安システムも再現されているので,本物の運転手になった気分を味わえます(有料:200円)。どの車両にあたるかはわかりませんが,私が運転したのはワン・ハンドル式の湘南新宿ラインE231系でした。
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鉄道開業期 |
大正期 |
高度成長期 |
座席にみる鉄道車両の変遷
鉄道開業期の座席は,木製の長いすでした。座布団が備え付けられていましたが,お尻が痛くなりそうです。大正期になると,クッションが付いています。高度成長期に誕生した特急型車両では,座席が回転できるようになりました。 |
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